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吸い玉・カッピング療法

中国伝統医学の源流である『素問』『霊枢』などの古典医学書を応用したツボや道具の組み合わせを臨床の軸としています。吸い玉、温灸、員鍼(刺さないマッサージする鍼)、スライドカッピングなど多様な手技と道具を組み合わせることにより効果をあげます。

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吸い玉、カッピング、カッサマッサージを受ける際の注意点

整体やカイロプラクティック、エステ、○○式マッサージ、足つぼなどでも吸い玉を行っているところがしばしば見受けられます。

でもこれらは全て無資格です。

吸い玉、カッピング、カッサ、マッサージ等の手技療法をお受けになられるときに、一番気を付けほしいことは、国家資格を持った術者の治療を受けて下さいということです。

マッサージ等の手技療法がおこなえるのはあん摩・マッサージ・指圧師の有資格者のみです。柔道整復師もマッサージ等の手技療法を行うのは違法です。

無資格は吸玉の効果や過誤にどれだけ精通しているか疑問です。

必ずあん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持っているかを確かめてください。(治療院には国家資格の証明書をあげるのが義務になっています。)

※危険な無資格マッサージ ⇒ クリック

中国伝統医学を応用した吸い玉治療の効果

中国の伝統医学のバイブル『素問』『霊枢』にも吸い玉(カッピング)療法が記載されています。

 

吸玉(カッピング)は中国古代医学だけでなく、インドやヨーロッパなど世界中で古くから治療に使われています。

中国伝統医学では吸い玉の効能として瘀血(瘀血)の解消(駆血、活血)、筋肉を緩める(舒筋)、内臓の活性などが挙げられます.

瘀血とは体の滞った血液のことを言い、中国医学では様々な慢性病、婦人科疾患、難病など、厄介な病気を作る原因となります。

難治性の病には瘀血の解消がとりわけ重要となり、様々な病気の予防においても大切です。

また筋骨格系の痛みだけでなく、呼吸器系、消化器系、皮膚疾患、婦人科疾患など内科疾患にも幅広く使用されます。

当院ではより効果を挙げるために、員鍼(刺さない、さする鍼)、スライドカッピング(走缶)、温灸を併用しております。

 

中国伝統医学では五臓六腑の変調により病気が生じると考えます。

そのため当院では背部に吸い玉と温灸(熱くないお灸)をすることにより内臓の調子を整えてることに重点をおき、効果をあげています。

当院は中国伝統医学の源流である『素問』『霊枢』という医学書を研究し、その考えを応用してツボや道具を組み合わせ、臨床効果をあげています。

道具・技術の説明

吸い玉・カッピング

中国の伝統医学のバイブル『素問』『霊枢』にはお灸はもちろん吸玉の記載も見られます。

 

​吸玉(カッピング)は中国古代医学だけでなく、世界中で古くから治療に使われています。

 

​吸玉の中の空気を抜き、陰圧にすることにより、皮膚に吸い付かせます。​吸玉を行うことにより、瘀血(滞った血液)を皮膚表面に吸上げ、血流を改善します。​

 

また、​筋肉の緊張をとり痛みやコリを解消します。

 

​​当院ではすべての病は五臓六腑の変調からということにより、背中吸い玉を行い、内臓の活動を活発にします。

 

​​特に瘀血は難病の原因となりますので、瘀血を解消しておくことはとても重要です。

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吸い玉は赤い形が残ることがあります。これは瘀血がある証です。次第に消えてきます。

 

ただ瘀血の多い方は形が少し長く残ることがあります。

 

身体に水毒が多い人は少し強く引っ張ると水泡ができることがありますが、軽く引っ張るとその心配はありません。​

初めての方は少し頼りないかなという程度で軽めに引っ張り、様子を見てきつくしていきます。

 

吸い玉の技術

 

吸い玉にも様々な技術があります。

 

ここではすべてを上げることはできませんが、当院で行っている2つの方法をご説明いたします。まず置缶という方法です。

 

最もポピュラーな方法です。皮膚の上に吸い玉を吸い付け、10分~20分置いておきます。

 

もう一つは走缶(スライドカッピング)という方法です。皮膚にオイルを塗り、ガラスの吸い玉で皮膚を吸った後、吸い玉を皮膚の上を滑らす技術です。

 

​これを行うと吸い玉の効果がより高まります。​​​

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温灸

当院では二種類の方法を使っています。

 

箱(枡)灸と台座灸です。

箱灸は箱の間にある金網の上にお灸をもやし、ほんのりと暖かさを体に染み渡らせます。

当院ではお腹に行います。

東洋医学ではお臍や下腹部には腎を強めるツボが多くあります。

腎は体の根本の元気を出すところであり、発育成長、生殖、老化予防など人体の根本となる臓器です。

箱灸により腎を活性し、体の元気を高めます。

 

台座灸は紙の台座の上に艾を円柱状にしたものをのせたものを燃やします。

​皮膚を焼ききらないので、カタが残らないお灸に分類されます。

 

​緩やかな熱を与えるので、暖かく、心地が良いです。

 

 

 

​両者とも火傷をさせないお灸ですが、皮膚が弱い方は水膨れができることもあります。​

そのため当院で少し頼りないかなというくらいの暖かさで行っています。

しかし長時間行うのでじんわりの体に熱が染み込みます。

 

お灸は冷えを取るのはもちろん、血流の改善にもなります。​

東洋医学では血の病にはお灸と言われます。

補血(血液を補う)や活血・駆血(滞った血液の改善)に役立ちます。

艾にはチネオールというアロマ成分が含まれていますので、お灸の香りが精神をリラックスさせます。

東洋医学では良い香りは気の滞りを解消することに用います。

員鍼

員鍼、は刺さない鍼で、按摩・指圧・マッサージに相当するものですが、鍼の一種なので按摩・指圧・マッサージより効果があります。

「員鍼は分肉(筋肉)を摩する。」と書かれており、筋肉をマッサージし、筋肉の緊張をとったり、瘀血(汚れた流れない血液)を解消し血液やリンパの流れを良くします。

​中国古典文献では筋肉の気の流れを良くすると書かれています。

​カッサ

カッサ治療は漢字では刮痧と書き、刮は削る、痧は瘀血を意味し、瘀血を削り取るという意味があります。

​皮膚にオイルを塗り、カッサ版という水牛や大理石でできたヘラで体表をこすります。​

 

オイルは潤滑剤の意味もありますが、瘀血を流す効用もあります。​

 

瘀血の多いところほど、赤い溢血斑が残ります。​この溢血斑も次第にきえますが、瘀血の多い人ほど長く残ります。

 

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