刺絡治療
本当に治したければ刺絡治療は欠かせない
5~6センチ位の長さの針を身体に刺しているのを見たことがある方は多いと思います。
この針を毫鍼といいます。
古代から針には9種類あり、この毫鍼と並んで、いやそれ以上に大切な針に三稜鍼があります。
この三稜鍼が刺絡治療に使われます。
刺絡治療は皮膚を数ミリ、三稜鍼で刺すことにより、体の中の滞った静脈血(瘀血)を排除し、血流を改善する方法です。
万病・難病を治す、予防するには瘀血を取ること
体の 滞った血液を東洋医学では瘀血と言います。様々な難治性疾患の原因となります。
そのため東洋医学では予防から難治性治療までこの瘀血を処理しておくことはとても重要なことです。
刺絡治療はこの瘀血を処理する非常に効果の高い治療です。
予防から難治性疾患まで効果がある刺絡
予防から難病・奇病・慢性疾患まで幅広く効果があります。
昔の文献には痼疾の病と言って、慢性疾患に効果があると書かれています。
江戸時代の三輪東朔(みわとうさく)という医師は刺絡を使って様々な難治性疾患を治療した記録があります。
漢方薬よりも刺絡のほうが効果が高いと言っています。
また江戸の医師である中神琴渓(なかがみきんけい)という医師も刺絡は欠かせない治療法であると言っています。
当院でも難症がこの刺絡治療で改善した経験が多々あります。
日本刺絡学会の講師であるプロの刺絡治療
当院のスタッフは日本刺絡学会の会員であり、 基礎講習会の講師もしています。
また日本刺絡学会の認定を受けています。
安全で効果的な刺絡治療が行えます。
当院では鍼治療の原点である『素問』『霊枢』という古典文献や江戸時代の刺絡の文献を研究し、より効果の高い治療を目指しています。
効果が高く、安全な刺絡治療
太い静脈から行う瀉血とは異なります。
皮膚の毛細血管を数ミリ程度、三稜鍼という針で刺すだけなので気胸や、血液が止まらなくなるという心配はありません。
また末梢の毛細血管がもっとも渋滞しやすいので、その渋滞している瘀血を取りさるほうが太い静脈から取るよりも効果が高いです
刺絡治療ができない方
血友病のように血液が止まりにくい方。
血液から感染する疾患を持っている方。
吸玉の跡が残るのが嫌な方。
極度に衰弱している方。
極端に免疫が低い方。
少しでも出血が嫌な方。